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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 削除記録 - Wikipedia の復刻版

サラ・スピッツ(英: Sala Spitz)は、アメリカ合衆国のアラスカ州原産のスレッター犬種(そり引き用犬種)である。犬種名はこの種の基礎となったサラ号の没後、彼女にちなんでつけられた。 また、その美しさからホワイト・ムーン・スピッツ(英: White Moon Spitz)という別名も持ち合わせている。


歴史

優秀な性質を持つサラ号というハーフ犬に、複数のノーザン・イヌイット・ドッグの血を引くアラスカン・ハスキーの雄を掛け合わせ、それにより生まれた子犬を元に作出された。ちなみに、ノーザン・イヌイット・ドッグはイギリス原産の新しい犬種で、狼に“似せて”作出された犬種である。
それにより作出されたこの犬種は、容姿も性格もサラ号そっくりの犬種になった。 能力は優秀だったものの、知名度が無くいまでもスレッター犬種の中でもマイナーな犬種のひとつである。そのため、ペット犬種への転身が検討されている真っ最中である。

サラ号とは

サラ号とは上述の通り、この犬種の基礎となった雌犬である。フルネームはサラ・デュークロー(英;Sala Dewclaw)であるが、通常は名前だけで呼ばれる事が殆んどである。 この犬の生い立ちは変わっていて、ある系統のアラスカン・ハスキーを改良するために輸入されたホワイトのシベリアオオカミの雄が管理不全により脱走し、別の犬舎で飼育されていた雌のサモエドと交配し、それにより生まれた一匹がサラ号だった。
狼の血を引く犬は一般的に内向的で用心深く、訓練が難しいためにスレッター犬として使えるか心配されたが、厳しい訓練の末全ての仔犬がレースに出走できるようになった。中でもその中のリーダー犬であったサラ号は温和で人見知りがなく、忠実で潜在能力がずばぬけて高かったため、新たな犬種の基礎犬に起用された。
彼女はリーダーとして他の犬を纏め上げる際、力ずくで従わせるのではなく、力を見せつつも優しく従わせる珍しい方法で纏め上げていたため、当時人気のあったティンバーウルフ・ドッグ(森林狼犬)とは対照的で革新的であった。ティンバーウルフ・ドッグは支配欲が非常に強く、力ずくで従わせることが多かった。
サラ号は13歳で死去したが、上記以外の情報は殆んどわかっていない。

サラ・スピッツの特徴

容姿は全体的にオオカミに似るが、たてがみはもっと厚く、目が大きく口角が上がっている。三角の立ち耳だが垂れ尾で、スピッツの名はあまり容姿とあっていないことが伺える。長毛で毛色はホワイトのみ、足には狼爪がある。性格は穏やかで忠実で、あまり吠え声を出さない。体力はスレッター犬種のため、膨大だといわれている。

なぜ「スピッツ」という犬種名か

サラ・スピッツの外見は上記の特徴の通り、スピッツタイプの容姿ではない。スピッツタイプというのは立ち耳・巻き尾の原始タイプの犬種の事であり、日本犬やポメラニアンなどがその犬種タイプの例である。確かにサラ号の母であるサモエドも典型的なスピッツタイプの犬種ではあるが、あまりサモエドの特徴を受け継がなかったらしくスピッツタイプ犬種の特徴は持ち合わせていない。
なのになぜこの犬種が「サラ・スピッツ」もしくは「ホワイト・ムーン・スピッツ」と呼ばれているかというと、それは近年作出されたウルフドッグ犬種への批判を避けるための措置として犬種名の「ウルフ・ドッグ」とすべき所が「スピッツ」に置換されているのである。 このような措置は他のいくつかのウルフドッグ犬種でも行われており、アメリカ原産のアメリカン・ツンドラ・シェパードも同様の理由で「アメリカン・ツンドラ・ウルフドッグ」の名から「アメリカン・ツンドラ・シェパード」と名称変更され、「ウルフドッグ」の名が「シェパード」に置換されている。
なお、オランダのサーロス・ウルフホンドとチェコのチェコスロバキアン・ウルフドッグは公認犬種であるため、この措置は不要である。

参考文献

  • 『アメリカにおける新品種』(央端社)
  • 『アメリカ二重純血種の是非』(央端社)

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