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サドルバック・クーンハウンド(英:saddle-back Coonhound)は、アメリカ合衆国原産のツリーイング・ドッグの一種である。同国原産のツリーイング・ドッグであるレッドボーン・クーンハウンドの原種でもある。


歴史

スコットランドとアイルランドからつれてこられた赤毛のセントハウンドが元になっている。1920年代にそれらを犬種として統一し、赤毛一色のツリーイング・ドッグを作出するという試みにより誕生した犬種である。
レッドボーン・クーンハウンドと同じく、主にアライグマやピューマ、アメリカクロクマのツリーイング猟をするのに使われる。パックで獲物のにおいを追跡し、発見すると吠えながら追いかけ木の上に追い詰める。レッドボーンは獲物に向かって吠え続けて木の上から逃げられないようにし、駆けつけた主人によって振り落とされるか猟銃で撃ち落とされ、最後に犬が獲物を仕留める。
後に更なる改良が加えられ、本種のトレードマークであったサドルバックのマーキングが消され、完全に赤毛一色のツリーイング・ドッグが完成した。これが後のレッドボーン・クーンハウンドである。レッドボーンの完成後、原種である本種は完全に取って代わられた。しかしわずかながら現在も現存しており、愛好家により繁殖が継続されている。アメリカ国内でも非常に珍しい犬種で、まず原産国外では飼育が行われていない犬種である。

特徴

毛色のベースカラーはレッドかタンだが、その名のとおり背中には鞍を乗せたような黒いマーキング(サドルバック)がある。筋肉質の体つきをしたセントハウンドで、脚が長く走るのが速い。非常に力強く、熊とも対等に戦いあうことさえ出来るともいわれるほどである。マズルの長さは普通で、耳は細長い垂れ耳、尾は飾り毛のない先細りの垂れ尾。コートはさらりとしたスムースコート。大型犬並みのサイズで、性格は明るく温厚、従順で人懐こく活発だが、頑固で狩猟本能が旺盛な猟犬気質も備えている。訓練を行うことで家庭犬としても迎え入れることが出来るが、他の猟犬種と同様に吠え声が大きくよく響き、運動量が非常に多いため、初心者の飼育にはあまり向いていない犬種である。飼育の際には猟犬の飼育経験がある人物のアドバイスも必要となる。

参考文献

『デズモンド・モリスの犬種事典』デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年

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