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荻野睦史おぎの むつひと)はアメリカ在住の日本人の現代音楽の作曲家。大阪府出身の1981年生まれ。

略歴

高校在学中に交換留学でウィスコンシンに渡ってから、アメリカで音楽を学ぶことを決意。大阪で多少事務的な仕事についた後に、インディアナ大学へ進学。同地で、スヴェン=ダフィト・サンドストロムに作曲を、ラリー・スミスにオルガンを学ぶ。ラファエル・フェルナンデツ、モートン・グールド賞受賞者のアンソニー・ジョセフ・ランマンと共にTHENEWSTYLE.ORGを結成し、当初は三人で活躍していた。(現在は三人とも別々の州に居住地を移しての活動になっている。)
第十二回ヤング・コンポーザーズ・ミーティングに入選。入選作の「音楽(2005)」は入賞こそ逃したものの、五人の歌手と歌手指導のゲルダ・ヴァン・ツェルムから「驚くほどの高い音楽性、歌手を『人間』として扱ってくれることの喜び」を全員が認めた。これは必ずしも誇張ではなく、歌手達は荻野の曲を休憩中にもリハーサルをするという念の入れようであった。
現在もインディアナ大学に在学中である。インディアナ大学広報にもヤング・コンポーザーズ・ミーティング内の彼の作品に関する記事が掲載されていた。

作風

2002年から35作を作曲する多作家で、しかもその作風は一様ではない。日本では受容が忌避されるジェイムズ・マクミランやマーク=アンソニー・タネジを積極的に評価して、調性的な語法も積極的に使う。クラシック音楽というよりは、洋楽からのイディオムが多彩に織り込まれる点もポスト第三世代以降特有の傾向である。電子音楽や声楽作品ではポップな感触を与える生の日本語を用いるが、決してかつての前衛エキゾチズムではなく音響的な効果にも配慮がなされている。制度化された楽派には否定的であり、楽譜の膨大な書き込みにもかかわらず実りのない多くの作曲家への強い反抗心が表れている。
その結果彼の音楽には、極度の名人芸や困難性は丁寧に退けられている。時間感覚に「間」を用いている為に構成が読みづらいことが多い。簡素な素材への傾斜が目立つ弱点も依然として見られるが、耳に入った様式が苦もなくブレンドされる点はもっと評価されて良い。
1980年代生まれの日本人作曲家の中では、公式サイトが極めて丁寧に製作されていることも特筆される。

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