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和系犬(わけいけん、わけいいぬ)は、日本犬の血を引く雑種犬のことをさす。日本各地で飼育されている。


和系犬とは

和系犬は、両親の種類が異なる和犬、または日本犬の血を引く犬同士の間に生まれた犬で、雑種化矯正が非常に強く表れる事で知られている。両親どちらかが洋犬の場合はこれに含まない。
上記の事を具体的な例で表すと、たとえば柴犬と四国犬の交配で生まれた雑種犬(ハーフ犬)は、両親がどちらとも日本在来の和犬であるために和系犬と認められる。また、純血の和犬と、和系犬の交配で生まれた犬も和系犬と認められる。 
しかし外国産の犬と和犬、または和系犬が交配した場合は片親が洋犬なので、この交配で生まれた犬は和系犬とは認められない。また、日本産であっても和犬でないとする犬種(土佐闘犬、日本スピッツ、日本テリア)と和犬の交配によって生まれた犬も和系犬とみなされない。
寒さに強く、平均寿命は9年〜15年と長く、病気になりにくいため、初心者でも飼いやすい犬である。国内で最も多く見られるのは柴系のものであるが、絶滅犬種の血を引くものも多い。性格、毛色、耳・尾の形などは十人十色で、同じ系統の和系犬でも違った形質のものも生じるので、それを楽しむ愛犬家さえいる。

和系犬の用途

和系犬は、ある目的のために人為的に作られることもある。その代表的な例は狩猟のための猟犬である。たとえば宮崎県などでは、日向犬をベースに地元の猟犬を交配して、持久力を上げたりパワーや忠実さを向上させたりした和系犬が、今もなお活躍している(その中の1種、日向奥古新田犬は、独立犬種となっている)。このような狩猟用の和系犬は、宮城県(仙台犬または越路犬系の和系犬)や青森県(津軽犬系の和系犬)など、多数存在している。また、ペットとして飼われることも多い。入手経路は愛護団体から譲ってもらう例が大半を占めている。ほとんどが病気・寒さに強く、去勢・避妊をしなくても9年以上は生きるので、家族の大切なパートナーとして飼うことができる。

絶滅犬種の復活への期待

和系犬のなかには、すでに絶滅した、あるいは絶滅寸前の犬種の血を引いているものも多い。そこでこれらを戻し交配させ、本来の犬種を復元させようとする活動が、全国各地で日々行われている。実際に和系犬の戻し交配によって、肥後狼犬など多くの日本犬が復活の兆しを見せている。また、越後柴や美濃柴の愛好家たちも、それらの特徴の濃い和系犬を掛け合わせて、復活・固定化を目指している。

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