ウィキペディア攻略wiki - 羽衣之柴
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羽衣之柴(はごろものしば)とは、柴犬から稀に生まれる、純白で長毛の柴犬の事である。
血統がしっかり管理された事により、現在では羽衣之柴はおろか長毛の柴犬はほとんど見られない。
しかし、1990年代頃にアメリカへ渡った柴犬から羽衣之柴が生まれたと言われており、エンジェルウイング・シバ(Angel Wing Siba)と呼ばれたが、それは実際には純血の柴犬とほかの犬種の交配で生まれたと見る説もある。

概念

羽衣之柴は、上記のように個体であって、確立した種類ではない。名前の通り柴犬やそれに近い種類とされる和犬から生まれるものである。
本来毛の長い柴犬は規格外のもので、血統が良くない限り猟などに使用される事はなかったが、純白のものだけは何があっても大切にされていた。
その理由は、名前通りの姿の美しさから天からの使いとされていたからである。
江戸時代の徳川綱吉の治世には非常にもてはやされ、庶民から高額で買い取った羽衣之柴を特別な柵の中に入れて、専用の世話係を沢山つけたという。

関連項目