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グレンガリー・ディアハウンド(英:Glengarry Deerhound)とは、アイルランド原産のサイトハウンド犬種である。詳細はあまり明らかでない、マイナーな作業用の犬種である。


歴史

いつ作出されたのかはよく分かっていないが、イギリス原産のラーチャーやロングドッグ、クというイギリス及びアイルランド原産の犬種の血を引いていると考えられている。シカやノウサギ、イノシシなどを狩るのに使われていて、作業犬として重宝されていた。
19世紀になると同じくクから分化して誕生したアイリッシュ・ウルフハウンドを絶滅の危機から守るためにグレンガリーは血を貸し、異種交配が行われた。ちなみに、このとき本種の他にアイリッシュ・ウルフハウンドと異種交配された犬種はグレート・デーン、グレート・ピレニーズ、チベタン・マスティフ、スコティッシュ・ディアハウンドなど、どれも著名な犬種である。本種だけが無名の犬種である理由は、専ら作業犬としてのみ使われていて、イギリスとアイルランド以外では飼育されていなかったことなどが挙げられる。ケネルクラブ公認の犬種になることもなく、ドッグショーにも出場せず、他国に知られることもなかった。その後2度の世界大戦によって希少化し、現在本種の安否は不明である。もし生存していたとしても、辺地で作業犬として使われていると言われている。
グレンガリー・ディアハウンドが他国に知られるようになったのはごく最近のことで、アイリッシュ・ウルフハウンドが絶滅の危機に陥った際、復興に貢献したということで名前が出る程度である。

特徴

その姿はスコティッシュ・ディアハウンドに似ている。アイリッシュ・ウルフハウンドよりも細身の犬だが、体は筋肉質で引き締まっている。サイトハウンド犬種のため、マズル、首、脚、胴、尾が長い。折れ耳、サーベル形の長い垂れ尾で、コートは粗いラフコートで、毛色はグレーやスチールなど。大型犬サイズで、性格は忠実で温和、力が強く俊足であったと伝えられている。

参考

『デズモンド・モリスの犬種事典』デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年

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